われわれ人間を含む地球上のあらゆる生物は、すべて磁気の影響を受けている。それは、地球そのものが巨大なひとつの磁石だからである。地球が磁石である以上、当然、地球の内部と地表に磁力線が通っている。

磁力線の通っている場所を磁場といい、その磁場の強さを表わす単位をガウスというが、地球の磁場の強さは、場所や環境によって微妙に異なる。

たとえば、極地では0・六ガウスあるが、赤道附近になると0・三ガウス、日本周辺では約0・五ガウスといわれている。

そして、最近とくに問題になっているのが、私たちが日常生活を送っている環境が、磁場を減少させているということだ。

磁気治療の第一人者 中川恭一博士の調査では、戸外で0・五ガウスある地磁気が、自動車の内部や鉄筋コンクリートの建物の中では、約四十〜.五十%も減少することがわかっている。

中川博士は、著書『磁気健康法』(実業之日本社)で、そのことを次のように記している。

「地磁気の自然減少については、シロウトの私が測定するわけにはいかないが、環境磁場については、実際に自分でガウスメータという測定器を用いて調べた結果、現代人には磁気欠乏なる現象があるということがはっきりした。磁気不足が現代病である自律神経失調症や不定愁訴症候群など一部原因となっているのではあるまいか……

実際、われわれの生活を振り返ってみると、いかに現代人が磁気をさえぎる空間の中で生活しているかがわかる。マンション、オフィス、車・電車等われわれの生活はすべて、磁気を半減させる鉄に囲まれているといっても過言ではない。

短期間ならいざ知らず、毎日このような環境の中におれば、知らず知らずの間に、身体に最低限必要な磁気が欠乏し、身体に変調をきたすのもある意味で当然といえよう。

これを防ぐには、意識的に磁気を体内に補充してやることである。そうすることにより、神経系統を含め、身体全体を活性化することができる。

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