ところが、中には正しい食事をしても、いっこうに病気がよくならない人がいる。

その理由は、正しい食生活をしても、胃腸、つまり消化器等の悪い人は、しっかりした血液づくりができないためである。

よく、「やせの大食い」ということをいうが、人より多く食べても痩せている人というのは、食べたものが身につかないのである。胃腸に吸収力がないため、せっかく食べたものが血や肉にならずに体内を素通りしてしまうというわけだ。

こういう人に必要なのが交流磁気治療器なのである。

この治療器を使うことによって、弱った自然治癒力を高めてやるのである。

胃腸の弱い人は、毎食後三十分、この治療器で、胃に交流磁気を当ててやる。

そうすると、胃の消化吸収力が高まり、胃でよく消化されたものが、腸に入ってスムーズに吸収されるようになる。この腸で吸収されたものが血液の源になるのである。

その証拠に、食べ過ぎて苦しいときにこの治療器を胃に当てて、三十分抱いているだけで、胃の重苦しさがすーっと楽になっていくのがわかる。それこそ、私がいう、消化吸収力を助けるということなのである。

この治療器を毎食後三十分かけていると、めきめき体力がついてくるのがわかる。

体力がつくということは、たんに疲れないというだけでなく、皮膚の色、肌の色が変わってくるということでもある。

これは血液がしっかりしてくると同時に、体内循環がよくなった証拠でもある。

これが自然治癒力になるのである。

こうして胃腸を強化し、全身に交流磁気を当てて血液の流れをスムーズにしてやれば、ほとんどの病気が治っていくのである。

これは、眼、鼻、耳、歯、腎臓、肝臓、心臓、神経、骨等の病気でも同じである。私はこれまでに数え切れないほど、そういう実例をみてきている。

さらに、この磁気シャワーがなによりも威力を発揮するのが、骨折のときである。

骨折をすると、どんな場合でもギプスで固定し、骨が元のようにつくまでじっと待っている。

これが従来の治療法だった。

さらに骨がついても、筋肉が退化しているためにすぐ動かすことができない。かならずある期間リハビリをやらなければならない。これが現代の整形医学の常識である。

しかし、交流磁気をギプスの上からかけ続けていると、ギプスの下の筋肉が使われているのと同じ状態に保たれる。

つまり血液循環がよくなって、使っているような効果がある。したがって、ギプスがとれたときには、足の骨折ならすぐ歩けるし、肩の骨折でもすぐに動かすことが可能になるのである。

従来の療法だと、肩の骨折などはギプスをとった後で、大変な訓練をやらなければならなかった。ところがギプスの上から毎日磁気シャワーをかけているだけで、このリハビリが必要なくなるのである。

交流磁気が身体の深部に入ると、機能低下を起こしている内臓諸器官の毛細血管の血行を促進し、それと同時に、細胞も刺激され活性化するので弱った胃腸、肝臓、腎臓、膵臓、心臓、骨等の、薬では容易に回復しない器官も活性化させることができるのである。

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