私はこれまでに何度となく頸・肩、腰のこりをとれといってきた。腰の重要性は知っている人でも、頸・肩のこりを軽視している人が意外に多いのである。

頸・肩のこりは、実は諸病の原因になる。その理由は、この部分の血液の循環の悪さが、脳の血液循環を悪化させ、自律神経失調症や脳疾患の原因になるからである。自律神経が乱れれば当然内臓の働きも悪くなる。頸・肩のこりのある人のほとんどが胃腸も弱い。

したがって、胃腸の弱い人が、そこだけを治そうとしても無理で、胃腸の治療と同時に、頸・肩のこりをとってやることである。

そしてもうひとつ大事なことは、便秘を解消するということである。これは人間の健康にとって、大きなマイナス要因になっているもののひとつだ。

この便秘というのは、男性よりも女性が多い。なぜ女性の方が多いかというと、女性の我慢強さが原因になっていることが多い。男は我慢が悪いので、催すとすぐトイレに飛んで行く。ところが女性は、ご主人が会社に行く、子供が学校に行くとかで、朝の便意をつい我慢する。

便意は、自律神経がトイレに行きなさいと教えていることだ。ところが、これに毎度毎度逆らっていると、いつか自律神経がこれを教えなくなる。つまり自律神経に狂いが生じてくる。これが習慣性の便秘をもたらしていく。

したがって便秘の場合は、治療器をまず頭にかけ、自律神経を調整してやる。そして、腹にかける。とくに左側を重点的にかけてやる。左側には大腸の下の方の部分があり、通常ここに便がたまっている。

人が一日に食べる食事を仮にテーブルに並べると大変な量になる。少なくとも日一回の排便は必要だということが実感できるに違いない。それを二日、三日とためていたら体調が狂うのも当然である。

そしてこれが重要なことだが、便秘が本来捨てるべきものまでを吸収してしまう。それが血液を汚し、腎機能を阻害し、動脈硬化の原因になる。さらに胃機能が悪化し、最後は腎臓そのものも硬化させたり、萎縮させたりする。

便秘症の人が交流磁気治療を始めると、ガスが驚くほど出るようになる。それは本当に自分でも驚くほどである。

女性はとかくこのガスを我慢してしまうが、遠慮せずにどんどん出すことである。

これも好転反応のひとつで、腸の働きが活発になっている証拠なのだから。

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