交流磁気治療を中心に、食事や毎日の生活習慣、心のあり方などを含めて、総合的な健康創りをシリーズで考えています。日下医院の院長、日下史章先生にいくつか関心の高い症例を取り上げ、健康や医療を見つめ直していきたいと思います。今回は「脳梗塞」について、お話しいただきました。

■日下史章(くさかちかあき)
昭和16年神奈川県生まれ。東京医科大学を卒業後、東京警察病院外科に入局。5年間勤務したのち、日下医院を開設した。平成2年に磁気医学物理療法研究所を併設。8年には「帯状疱疹後神経痛(PHN)に対するパルス磁気療法及び全身性交流磁気治療の試み」で、医学博士号を取得している。

一口に「脳梗塞」といっても、原因により脳血栓と脳塞栓の2種類があります。 脳血栓は動脈硬化が原因で、徐々に脳の血管が細くなるため、病状の進行は緩やかです。 一方の脳塞栓は、心臓弁膜症などで血液の塊が生じ、それが脳の血管に詰まってしまうものですから、 脳血栓に比べて、早く進行するという特徴がみられます。

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脳梗塞の具体的な症状には、半身のマヒや知覚異常、言語障害などがあります。 あとは物事を忘れやすくなったり、集中力や意欲の減退、感情が不安定になることも脳梗塞の特徴です。 治療方法は、脳血栓、脳塞栓とも同じようなもので、脳の血流を助ける薬と、 脳細胞の代謝を促し働きを良くする薬を使います。 昔は、良い薬がたくさんあったのですが、現在使われているのは、 1〜2種類というのが実情です。 体にマヒがあればリハビリ、言語障害がでればトレーニング、 そして患者さんのショックが大きいので、心のケアも重要になります。

私が一番最初に脳梗塞の治療に交流磁気を使ったのは、
ある会社の社長さんでした。
息子同士が同級生だったのですが、杖をついて病院にいらっしゃったとき、
外科を中心に診ていた私には、正直言って手におえないのではないかと思いました。
それまで、交流磁気治療は痛みが中心でしたから、内科的な疾患にはあまり使っていませんでしたが、
せっかく私を頼って来てくださったということもあり、
交流磁気を試してみることにしました。

すると1週間も経たないうちに、杖をつかないで、神楽坂の自宅から病院まで、
一人で通えるようになったのです。
言葉もはっきりとしてきて、みるみるうちに回復。最終的には交流磁気を自宅で使ってもらい、
月に1回程度の通院で済むほど良くなりました。
それ以降、脳で出血が続いている場合を除いて、脳梗塞の患者さんには積極的に使うようになり、
みなさん良い結果がでています。

この社長の場合は、脳梗塞をおこしてから、1カ月も経っていませんでした。
これまでの経験から言えることですが、治療開始が早いほど良い結果が出ています。
交流磁気をあてると、脳の血流が良くなるのでしょう。
交流磁気の効果はさまざまですが、内科的な疾患の中で、
脳梗塞はもっとも有効に作用する病気の一つだと思います。

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いまお話した社長の場合もそうですが、忙しくストレスの多い生活をしている人ほど、脳梗塞になりやすいと言えます。あらゆる病気の原因と言っていいストレスはアドレナリンを分泌させ、これが原因となり血管を収縮させます。
 縮んだ血管が反跳的に開くとき、血流は渦を巻きフリーラジカル(活性酸素)を発生。このフリーラジカルが遺伝子を傷つけ、脳梗塞や場合によってはガンを誘発するなど、あらゆる病気の原因になってしまいます。予防のためには、日頃からストレスをためないことが重要です。
 食事についていえば、動脈硬化にならないよう、コレステロールや中性脂肪を増やす食事は避けること。これらを燃やすため、適度に運動することも大切です。
 結局はバランスの良い食事ということになるのですが、突き詰めると、私たちがそれほど豊かではなかったころに食べていた日本食が、最も体に良い食事なのです。発芽玄米を主食に、お味噌や納豆などの発酵食、野菜や魚などの質素な献立が一番。例えば、イワシに含まれるエパデールという成分は、血液をきれいにして、動脈硬化の予防になると言われます。

脳梗塞で後遺症が残ると、患者さんは精神的に大きなダメージを受けます。ときにはひどい鬱になり、家族とも意思の疎通が全く出来ない場合もあります。
 そうなるといくら誠意を持って話しかけても、患者さんは何も分かってくれません。お世話をする家族にとっても、これは大変に辛い事です。医者として、私自信が悩んだ事もありました。ただ、人間はどんなに大脳にダメージを受け正気をなくしたような場合でも、人の生命の根源である魂は無傷のまま残されていますので、周囲の者はあきらめずに患者さんの内なる魂に根気よく語りかけてください。
 このような方法で再び正常な意識を取り戻す事に成功したという素晴らしい実例が『交流磁気がからだを変える』のビデオの中で紹介されています。デカルト以来、現代医学は大きな間違いをおかしてきました。病院で医師は主として患者の肉体だけを診て治療し、心や魂の存在は哲学や宗教の問題として軽視してきました。一方、古代の医療は、まず心(魂)が主で、体が従であると正しい認識のもとに行われていたため、現代医学からみれば、まるで奇跡のような治癒的現象が、祈りの言霊(波動)等によって、しばしば引き起こされていたと伝えられています。
 現代医学は今、心(魂)を中心とした本来の医療の原点に立ち返る時を迎えました。やさしい波動を心身に伝え、病気を癒すマグネセラピーこそ、まさに長い間、人々が求め続けてきた理想の医療として大きな期待がよせられています。

個人情報に関して適用される法令を遵守しています。喜びの体験談はご本人の同意の上採用させていただいておりますが、万全を期して個人を特定できないように仮名にて掲載させていただいております。個人の感想です。

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「磁気治療が好き!ー心にも体にも優しい免疫も高まるエネルギー療法」
日下史章先生 上村晋一先生著
永野剛造先生 要明雄先生 川本和久先生にもご協力いただきました。
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